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ケースメソッド教育

ケースメソッド教育とは?

 ケースメソッドは、1900年代の初期にハーバード大学ビジネス・スクールが中心となって開発・改良してきた実践的な経営教育の方法で、実際にあった事例(ケース)を題材に受講者同士が互いに議論を交わすプロセスを通じて、未知の課題に対峙するために不可欠な分析力や洞察力、意思決定力等を主体的に醸成させる教育手法です。

 この手法は、特に実業界からの参加ニーズが高いのですが、日本では全国的な普及が進んでおらず、地理的制約によって、受講できるものは限られています。

遠隔教育

遠隔教育への取り組み

 上記のような状況を打破すべく、1996年から動画会議システムを利用した同期型遠隔授業の運用に着手しました。
開始当初は外部の教室と東京のサテライト教室で、ISDN回線を利用した2拠点間テレビ会議システムで接続し双方向の討議型授業を実施し、その後2000年からはISDN回線の達店接続サービスを利用し、受講者にはISDN型テレビ電話を配布し、全国各地の自宅や職場から受講を可能にした。

 開始2年は前述のISDN+テレビ電話のシステムを利用し、2003年以降はインターネット回線とパソコンを利用したWEB会議システムでの授業運営に切り替えて行きました。システムの変更のもっとも大きな理由は運営コストの低減で、変更後はインフラコストが約10分の1に押さえらるようになりました。

同期型遠隔教育を重視した理由

 ブラウザの登場以来、ネットと言えばインターネット上のウェッブにコンテンツを載せること、というイメージがある中であえてWBT(Web Based Training)ではなく、技術的にもコスト的にも難しいリアルタイム同期型の動画会議システムにこだわってきた。
 その最大の理由は、学生同士による「学びあい」を実現させることにあった。また、前述どおり、ケースメソッドを主たる教育手法として標榜しており、遠隔教育においても双方向に討議が出来る仕組みを導入する必要があった。

 初期に双方向で討議を行う授業がメーリングリストや掲示板などでも実現できるかどうかの実験を試みたのであるが、得られた結論は密度の高い議論は、場所が離れていても構わないが、リアルタイムで実施する必要があると言うものだった。この結果も動議方の動画会議システムを利用する後押しとなった。

 また、遠隔教育に同期生を取り入れることで、継続率を高めると言う副次的な効果もあった。
  受講生を途中挫折させずに完了させることは、通信教育の大きな問題で、「いつでもどこでも受講できる」と言うのは、時間や場所を強制されないことによって受講生の継続するための強い意思を必要となる。
  しかし、リアルタイムで討議を行う授業形態では、学生同士のつながりが深くなり、途中で抜けることが非常に目立つ行為となり、それが抑止力となって挫折しにくい。
  これは、今まで行ってきたほとんどの遠隔コースのドロップアウト率が10%以下で、通常の教室による授業よりも少なく押さえられていることが出ている。

遠隔教育授業風景

遠隔授業事例:パソコン+IP接続によるケーススタディ


<IP接続による在宅型授業(講師の様子)>


<IP接続による在宅型授業(PC画面)>

 

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